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不動産関連の計算ツール

仲介手数料、面積換算、坪(㎡)単価など不動産関連で役立つツールを集約しました

不動産関連ツール

売買・賃貸・収益物件の検討でよく使う計算をまとめています。各ツールの使い方だけでなく、どの場面でどの計算を使うかの流れも整理しました。

どんな時に使うか

不動産の検討では、数字を出すこと自体よりも、判断の材料をそろえることが重要です。 例えば「利回りが良いか」「相場と比べて高いか」「諸費用込みの総額はいくらか」といった問いに対して、 目的に合う計算を選べると、検討スピードと精度が上がります。

  • 売買の諸費用を把握したい:売買仲介手数料
  • 相場比較をしたい:坪(㎡)単価
  • 収益物件の一次判定をしたい:表面利回り
  • 経費込みで現実的に見たい:実質利回り
  • 利回りから価格の妥当性を見たい:収益還元法

計算の全体マップ

迷いやすいのは、どの順番で見るべきか、です。以下の流れを目安にすると、過不足なく判断材料がそろいます。

  1. 相場感を掴む(比較の軸を作る)
    坪(㎡)単価で、エリア・築年・用途の近い条件と比べる
  2. 収益性の一次判定(ざっくり)
    表面利回りで候補を絞る
  3. 現実ベースの収益性(経費込み)
    実質利回りで実態に近づける
  4. 価格の妥当性を逆算(理論価格)
    収益還元法で、利回りを前提に価格を見直す
  5. 取引コストを最終確認
    売買仲介手数料、その他諸費用を加えて総額を確認する

ツール別の使い分け

不動産売買仲介手数料

売買契約時に発生しやすい費用の代表例。取引価格に応じて上限の目安を把握できます。

  • 使う場面:購入の総額を固める段階
  • おすすめ:複数物件を比較して、諸費用差を見たい時
関連ツール:収益還元法(価格の妥当性)/利回り(収益性)

不動産賃貸仲介手数料

賃貸契約時の初期費用の確認に有効。借主・貸主どちらが負担するかで想定が変わります。

  • 使う場面:初期費用の把握、見積もりチェック
  • おすすめ:入居時の予算組み、複数物件の比較
関連ツール:坪(㎡)単価(賃料の水準比較)

坪(㎡)単価計算

売買・賃貸・建築のいずれでも使える比較指標。条件を揃えて相場比較する時に役立ちます。

  • 使う場面:相場感を掴む、比較の軸を作る
  • おすすめ:駅距離や築年が近い物件同士の比較
関連ツール:利回り(収益性)/仲介手数料(総額)

表面利回り

最短で収益性を比較するための一次指標。候補を絞る段階で便利です。

  • 使う場面:収益物件のスクリーニング
  • おすすめ:複数物件を短時間で比較したい時
次に見る:実質利回り(経費込みで現実化)

実質利回り

維持管理費などを織り込んだ現実寄りの指標。表面利回りの弱点を補完できます。

  • 使う場面:購入判断に近いフェーズ
  • おすすめ:経費が読める程度に情報が揃った時
次に見る:収益還元法(理論価格の比較)

収益還元法

利回り(還元利回り)を前提に、収益物件の理論価格を算定する考え方。価格の妥当性確認に使えます。

  • 使う場面:買付前の価格検討、交渉材料の整理
  • おすすめ:利回りと収益が一定の根拠で見積もれる時
関連ツール:仲介手数料(総額)/実質利回り(現実性)

使用例(ケース別)

ケース1:収益物件を検討する

  1. 表面利回りで候補を絞る(短時間で比較)
  2. 実質利回りで経費込みの収益性を確認
  3. 収益還元法で理論価格を把握し、価格の妥当性を点検
  4. 売買仲介手数料などを含めて、総額ベースで判断する

ケース2:売買物件の相場と総額を把握する

  1. 坪(㎡)単価で相場比較し、条件の近い物件と比べる
  2. 売買仲介手数料を加えて、想定総額を早めに固める

ケース3:賃貸で初期費用を見積もる

  1. 賃貸仲介手数料で初期費用の目安を確認
  2. 坪(㎡)単価で賃料水準を比較し、相場観を掴む

実務の注意点

  • 計算結果は目安です。契約条件、特約、地域慣行で変わる場合があります。
  • 利回りは一つの数字で結論を出さず、空室リスク・修繕・立地の要因も合わせて見てください。
  • 坪単価は条件(築年・駅距離・構造・用途)を揃えて比較すると精度が上がります。
  • 不明点がある場合は、最終的に専門家へ確認することをおすすめします。

よくある疑問

まずは表面利回りで候補を絞り、購入判断に近づくほど実質利回りを重視するのがおすすめです。 情報が少ない段階では表面利回り、経費が見えてきたら実質利回り、という使い分けが現実的です。

目的が違います。売買は資産価格の比較、賃貸は家賃水準の比較が主です。 どちらも条件を揃えた比較が重要で、用途に応じて比較対象を選ぶのがポイントです。

利回りや収益の見積もりに一定の根拠があるときに、価格の妥当性を点検する用途で効きます。 交渉材料として「理論価格」を把握したい場合にも使いやすい考え方です。

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